現在、日本人のおよそ13人に1人がLGBTであるといわれています。多種多様な患者さんと向き合わなければならない医師の方々にとって、これは決して看過できる数字ではないでしょう。
LGBTの患者さんを診療する際には、LGBTそのものに対する正しい理解も含め、患者個人への配慮が必要になります。
例えば、改名をしていないトランスジェンダーの方は、名前を呼ばれることに苦痛を感じることが多いということはご存知でしょうか?容姿が女性のMtFの方が、診察室にお通しする際に大きい声で(男性としての)フルネームを呼ばれることで周囲の目が気になるのです。
これはほんの一例です。
もしかすると多くの方にとっては『なんだ。そんなことか。』という話なのかもしれませんが、当事者の立場になって考えてみると無視できない問題であること見えてきませんか?
本プロジェクトの一環として、わたしたちは医療現場の生の声を集めています。 貴重なアンケート結果やご意見はデータベース化し、今後の活動の参考にさせていただきます。
また、もしご希望があればご協力いただいた医療機関様は優先して患者様のご紹介をさせていただきます。
医療の碩学である医師の方々をはじめ、現場に携わるすべての方々に"ほんの少し"のご配慮をいただけることが、誰もが快適な生活を送ることができる世界に繋がります。それがわたしたちの思いです。